□バカはバカなりに考えていたりいなかったり。
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pipipipi…。

目覚ましの音でバッチリ目覚めた長谷川は伸びをして仕事に向かう。
現在時刻、午前4時。
ほとんどの人はまだ夢の中で殺されそうになる夢を見たり←、またはゾンビに襲われる夢を見たり、または意中の相手とあんな事やこんな事をしている夢(せれは夢s(打 )を見たりしている時間である。
しかしながら長谷川は蟻も真っ青の働き者ゆえ、寝る間も惜しんで働いている……が、その割には超ド貧乏なマダオのままである訳だが…おっと、ついつい話し込んでいたら長谷川が動いている。

「ふぁ〜…流石に睡眠時間10分はきちーな…。時間ずらして貰おうかな…。」

なんと!睡眠時間10分!
もはや人間では無いぞ長谷川!!
「はよーございまぁーす。長谷川入りまーす。」
「おーぅ。いつも早いな。じゃぁ頼んだぜー?」
「うぃっす。」
「じゃぁ、お先に。お疲れさん。」
「お疲れしたぁ〜。」

どうやら、早朝警備の仕事のようだ…。
現在時刻、午前6時。
ふむ…。やはり、長谷川は働き者だな。糖尿寸前の誰かさんとは丸きり違う!

「ん?あれ?あれれ?もしかしてエリザベスさん?」
「(あぁ、長谷川くん。おはよう。)」

……お前ぇぇええ!!毎朝毎朝、コソコソ居なくなると思ったら長谷川に会いに行っていたのかぁあああ!!

「(…バレてしまったか。)」
「え?何がですか?」
「(いや…何でもない。長谷川くん…)」
「はい。なんですか?」
「(変態に会ったらコレを鳴らすと良い…。)」

そう言って長谷川に手渡されたのは、子供のお守り"防犯ブザー"

「…え?俺に必要ありますか?」

ごもっとも。

「(必要だ…。では、私は害虫駆除の仕事が入ってしまったので、また。)」
「あっちょっ、…あ〜ぁ、行っちまった。防犯ブザー…どうしよう。」

よしっ!!エリザベスは居なくなった。では、そろそろ長谷川に挨拶を……(行かせませんよ。)

にゅっと出てきたエリザベスに固まる。

び、びっくりするじゃないか!
(知るか、変態上司。)
へっ変態!
(事実だろう。長谷川をストーキングしてる時点で変態の粋だ。)
……………………
(体育座りで"の"の字を書くな。帰るぞ。)
!!そっそれだけは!
(警察行くか?)
すいませんでした。



長谷川泰三追跡調査
首謀者、強制送還により

強制終了



オワレ
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