□想えばこそ
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言葉に出すことが愛

態度で示すのも愛

想えばこそ出来る事──。

・・・・・・・・・・・・・


「長谷川さぁ〜ん。好き!!まじ好きぃ〜!!」
「はいはい…。さっきからそればっかりだよ?銀さん。」

あきれた表情で、泥酔状態の銀時を眺め長谷川は一人、酒を飲んでいた。

そもそも、銀時が泥酔状態になったのは15分くらい前にふらりと長谷川宅に突然やって来て「珍しい酒が手に入ったから一緒に飲もう。」と一升瓶片手に言ってきたのが始まりだった。
もう、長谷川宅に来たときにはほろ酔い状態だったのもあり、アルコール度数低めの酒でも何口か飲んだだけで泥酔状態になってしまったのである。

(なんでうちで飲むかねぇ〜…)

長谷川は、猫にマタタビを上げたような感覚だった…。

「ん〜?長谷川さんはぁ?長谷川さんは俺ん事好きな訳ぇ〜?」
「(今日は絡むなぁ…)好きだよ?」

どうせ冗談だろう。と軽く考えて、好きと答えた…が、銀さんは不満げに俺を見る。

「ちっがぁーう!銀さんの好きと長谷川さんの好きは意味が全然違うーっ!」

…まるで子供だ。大きい子供がここに居る…。

「んー…なんて言えば伝わるんかなぁ〜?俺のはloveで長谷川さんのはlikeなんだよ!」

そう目を輝かせながら、オレの方へ、じりじりと近づいてくる銀髪の泥酔野郎

「ぎ、銀さん…?目が猛獣と化してるよ?ビースト化してるよ!!」
「銀さんはいつでも、貪欲なビーストです☆ハァハァ」

ひぃぃいい!!ハァハァ言いながら近づいてくるよぉー!

「長谷川さん、めっちゃ震えてんねー?かぁんわいー!」
「いやぁあああ!誰かぁー!犯されるぅう!」

いつの間にか、押し倒されていて、あるよあれよと服を剥がれ、一糸纏わぬ姿にされた

「言葉に出すのが愛。態度で示すのも愛。それ全て想えばこそのものなり。by俺 」

銀時はそう言いながら屈託の無い笑顔を向けた。オレは抵抗虚しく、それはもう美味しく頂かれた。







言葉で愛を伝えて

態度で愛を伝えて

全部をあなたに伝えた


だから、お返しが欲しいんだ。
お酒を餌に、あなたに会いに行って

酔ったフリをして告白して

誘導尋問紛いな事を言ってあなたに好きと言わせた


卑怯だと思う
でも、好きなんだ…

誰かの手に落ちる前に自分のものに

好きだよ…

愛してるよ…



目が覚めたら、また伝えるから…


その時は、



どうか、あなたも俺を好きでいて────




大好きだよ。長谷川さん。






言葉の愛も

態度の愛も

すべてがあなたを




想えばこそ

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