リクエスト
□あなたなら…
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「どうかしたのかヒバリ?」
僕が珍しく笑っているからか不思議そうな表情を浮かべている。
「別に…?座りなよ」
「…?おう」
よく分からないという顔をしつつも山本は買ってきた飲み物を渡してきた。
「ヒバリはコーヒーブラックでいいよな?」
「ああ」
「しっかし、そんな苦いの良く飲めるよなー」
そう言って山本はカフェオレを一口飲んだ。
「別に…君が子供過ぎるだけなんだよ」
「ハハッひでー」
こんなに、好みだって違うのに…僕らは似てるところがあって…、どうして惹かれ合ってるんだろう。
このことを話してみようかそしたら彼はどんな反応をするだろう……?
「ねぇ…、―――――」
たまにはこんな日もいいなと思った。
ねぇ君は、僕にどんな答えをくれるの?
end