リクエスト

□欲しいのは、あなた
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こんなに澄んだ冬空の下。
思い出すのは君のこと。
欲しくなるのは・・・君の―――・・・。





*欲しいのは、あなた*





真っ暗な寝室。唯一の明かりは月明かりだけの部屋で、互いの姿だけがぼんやりと照らし出されていた。


日付もとうに過ぎた頃、そろそろ寝ようと部屋の明かりを消して布団に入ろうとしていると、突然部屋に入ってきた銀時にキスをされながら布団の上に押し倒された。

もちろん行為はそこで終わることなく、性急に着流しを脱がしていきながら首筋、鎖骨、そして胸の突起と土方の感じるとこばかりに舌を這わせた。

「んっ・・はっ、ってめ、来て早々・・盛ってんじゃねぇよ・・・!」

上気した顔にほんのりピンク色に染まった身体。
そんな姿を曝しているというのに一応抵抗は忘れないらしい。
しかしまだ脱がされていないそこからでもはっきり分かるほど反応している土方の一物を見て銀時はニヤリと笑った。

「多串くんだって結構その気じゃん・・」

赤く熟れた唇を貪りながら、スルリと着流しの間に手を入れ、太ももにに手を這わせた。

「んっ!・・くっ、んん」

「腰、揺れてるよ?気持ちいいの?」

触れて欲しいところにはわざと触れずに続けられる愛撫。しかし、じわじわと昂ぶってくる熱と快感だけは一向に治まることを知らない。限界が、近づいてきているのに・・・

「銀・・・はや、くっ」

あまりに焦らす銀時にしびれを切らした土方は愛撫している銀時の手を取り自らの一物へと持っていった。すでに一物からは先走りの液が溢れ出ている。
普段はここまで焦らしたりはしないから、今までなら絶対にしなかったであろう土方の行動に内心ほくそ笑みながらも銀時は掴まれていた手を振り解いた。



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