短編

□制作中
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あ、まただ。

なんだろ――?

これは一体?






「ーク…ルークッ!!」

「おわっ!?」

何時からいたのかティアが眼の前で自分を呼んでいた
全然気付かなかった……

「な、何だよ?」

「何だよって…貴方、大佐の話ちゃんと聞いていたの?」

呆れたように溜息をつくと首を傾げる

「話?…あー、ごめん……」

「全く、困りますねぇ。しっかり聞いて貰わないと」

「ごめん…」

俯いて謝罪するとジェイドは仕方ありませんねと苦笑する

「では、ガイ。説明を」

「ここでも俺かよ!」

仲間との会話に思わず笑みが零れる
こんな日がずっと続けばいいのに…






「……ルーク!!ルークってば!!」

「ぇ?」

眼の前には自分の身体を揺すっていたアニス
みんなが心配そうに顔を覗き込んでいた

「ぇ?…じゃなくて返事くらいしてよね!アニスちゃん10回は呼んでたよ〜」

じゅ、10回も!?
そんなにぼーっとしてたのか!?

「ご、ゴメン!!」

アニスはぶーと頬を膨らませて唸る
もう一度頭を下げて謝ると次からは気を付けるように言われた

「アルビオールが故障したから修理の為に近くのベルケンドに寄るそうよ。でも……本当に大丈夫?」

「だ、大丈夫だよ。別に悪い所なんてないし……」

「ベルケンドで一度検査を受けましょう。」

「そうだな、どうせ修理で寄るんだ。検査しとけよ」

「う、うん」

ジェイドの提案と仲間に進められて断る事も出来ずに俺は頷いた
あんまり心配かけたくないだけどな…


 
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