宝物
□[海の華]黒紀猫様
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※注意※
・軽い流血表現あり
・オリジナルキャラ(ディセンダー)がいる
無理な人は回れ右!
「なぁ、アフィス。俺と一緒に修行に行かないか?」
バンエルティア号の食堂で食事をとっているディセンダー、アフィスにルークが話しかけた。
内容は“修行"
別に修行に付き合って欲しいという頼みはアフィスにとって珍しい事ではない。
当然といって良いほどルークとも修行をしたことはある。
だが彼の弟、アッシュと仲直り…というよりは恋人同士になってからは初めての事だ。
アフィスは食事の動きをピタッと止め、驚いた表情でルークを見た。
「ルーク…熱ある?」
「なっ!ないよ、熱なんてっ!!」
アフィスはルークの額に手をあてる。
確かに熱はない。
「だって…何時もルークは修行、アッシュと」
「そーなんだけど、アッシュ今依頼でいないし…。俺、早くアッシュに追い付きたいんだ…!」
ルークの言い分を聞き、アフィスは仕方なくルークの修行に付き合う事にした。
(オレ…アッシュから秘奥義うけるかも…)