今までの拍手文は拍手連載にあります
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(では、あなたは薬出来るまで部屋で大人しくお留守番をしていて下さい♪)
「(ッ!ガキ扱いすんなっつーの!)」
前をどすどすと歩く朱毛の後を紅毛は黙って歩いていた
部屋のドアを力任せに開けて、椅子に纏わり付いていた上着を脱ぎ捨てるとベットに沈み込む朱毛に紅毛は心底頭を悩ませていた
普段ならさっさと宿を出てしまいたいところだが、さっきルークの後に続いて部屋を出ようとした時にジェイドに掛けられた言葉が頭に廻り付いて離れない
(世話をお願いしますよ?…でなければあのバカが付くほど過保護なガイにルークを渡しますからね)
そんな事をすれば今のレプリカを見た瞬間に使用人本能に火が点いて嫌という程可愛いがるに違いない
「(……それだけは阻止しなければ…な)」
アッシュが物思いに耽っていると、さっきまで布団に顔を埋めていたルークが上体を起こすとこちらに向き合った