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□鏡
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か ガ み
血迷った憂いを、私にぶつけるなんてあなたはどうかしてます。
誰があの子にやきもちなんて焼くのでしょう!
そんな無駄なこと私には必要ではないのに。
今、あの人を思ってマフラーを編んでいます。
長くて暖かくて、誰にも負けない素晴らしいマフラー
私が作る姿を見てあの人も笑っていてくれる。
しばらく待っていて、愛しい人。
もう寒くなってきてしまったけれど、もう少したてば
あの人を縛るあの子のマフラーは消えますからね。
大丈夫。
私のマフラーは、誰より長くて暖かい。
愛しいあの人の首は、私が護りますからね。
You are a disturbance!