01/07の日記
20:37
猫銀
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─…どーすっかな〜
「…ニャー」
そう言ったはずなのに、俺の口からでたのは猫の鳴き声。
俺、坂田銀時は今、猫になっています。
まぁ、なんでこんな事になったかっつーのは、銀魂三十二巻を見ていただきたい。
7日のアニ銀を見た人、ジャンプで読んだ人は知ってるだろ。
「ニャー」
…チクショー。ヅラとゴリラとはぐれちまったぜ…。
ま、いいか。あいつら使えねーし。
「……ニャー」
腹…へったなぁ〜
『あれ、こんなとこににゃんこがいる』
─…ん?…あれ、この声…
『なにしてんの〜?にゃんこちゃん』
「ニャ、ニャー」
目の前にしゃがんでいる少女は万事屋の下にある【スナックお登勢】の看板娘だった。
よく気がきく可愛い子で、新八や神楽とは大違いだ。
あいつらは銀さんの事バカにしてるからな。
『にゃーにゃーにゃー。
お腹すいてるの?』
「ニャーニャー」
なんでもいいっ!なんでもいいから食い物を恵んで下さい!!
それにこいつから貰えるなんてメッサ嬉しい!!
『そーかそーかぁ。かぁわいいなぁ〜にゃんこちゃんはぁ』
そういいながら、こいつは笑って俺の頭をなでた。
可愛いのはお前だコノヤロー。
『えーと、確かニボシがあったよ。ちょっと待ってね』
え?この子ニボシ常備?なんで持ってんだよ。今の銀さん的はありがたいけど。
『はい。どーぞ』
ニボシを俺の前に差し出すと反対の手でまた俺の頭をなでた。
俺は差し出されたニボシにかぶり付きムシャムシャと食べた。
─あ、これってよく考えたら…所謂「はい、あーん」って事じゃね?
猫だけど。
…うわ、ちょっと恥ずかしい
そんな事を思いながらも、ニボシを食べる事は止めない。
だって、これ。ニボシうめぇー!!
猫だからか?猫だからなのか?
猫シンクロ率高くなったのか!?
「…ニ、ニャッ!?」
『かーわいー』
ニボシをすべて食べきると、いきなり抱き上げられて彼女の腕の中にすっぽりと収まった俺。
オイオイオイ。抱き上げられちゃってるよ銀さん。
普通逆じゃね?銀さんが抱き上げる方じゃね?
『ふわふわだねー。気持ちいなぁ』
「ニィー」
俺を腕に抱きしめたまま、こいつは俺のあごや耳をなで回している。
それが気持ち良くて、無意識にのどがゴロゴロと鳴った。
やべーよ…シンクロ率あがってるよ!早くなんとかしねぇーと!
…でも気持ちぃ〜。あ、そこいいかんじ。
『銀ちゃんそっくりだねー。にゃんこちゃん』
─…え?…もしかして気付いた?
『今さ、銀ちゃん行方不明なんだって。みんな心配してるんだよ』
「ニャー」
お妙と九兵衛はボンレスハムくれねーし、ダークマター置いていったけど、俺の事話してたっけな。
あんまり心配されてなかったけど。
『私だって、銀ちゃんの事心配してるんだよ。
…銀ちゃんいないと、つまんないんだもん』
─…かっ…ちょっとちょっと…なーに言ってくれちゃってんのこの子!!
そんな悲しそうな顔でそんな可愛い事言われたら、
銀さんキュンときちゃうでしょーがぁぁあ!!
『銀ちゃん…、早く帰って来ないかなぁ〜』
あぁぁぁあ!!可愛いすぎ!可愛いすぎるこの子!
なんで今、俺ァ猫なんだよチクショォォオ!!
『君は本当に銀ちゃんに似てるなぁ。
…銀ちゃん、
好き』
「…に」
…へ?
『銀ちゃん、好きだよ。
銀ちゃんの周りにいる子たちに、妙ちゃんとか、さっちゃんとかには勝てないけどさ、銀ちゃんが好きなの』
「…ニャー」
こいつの名前を呼ぼうとしたけど、やっぱり鳴き声しか出なくて。
こいつを抱きしめたいけど、猫だから出来なくて。
…俺もだ。俺もお前が好きだ。
伝えたくても、猫と人間。
言葉は通じない。
「ニャー!!」
『へ、うわっ!』
俺は彼女の腕を抜け出し、ストンと地面に着地した。
「ニャーニャー」
─…待ってろ。すぐに人間の身体取り戻して戻って来て、
おもいっきりお前を抱きしめてやらぁ!
銀さんなめんなよコノヤロー!!
そう言って、(鳴いてになるのか?)俺はしっぽをふるとその場を去った。
早く帰ろう。あいつらの元に。
彼女の隣に。
伝えたい言葉
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あるぇ?途中シリアス入った。
なんで?
今日のアニ銀の猫銀が可愛すぎての突発的ねた。
うん。本当可愛い。
ギュッてしたい。ずっとモフモフしてたい。
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