09/16の日記
07:40
恋すてふ、
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☆吉原:遊女設定
*琴羽<コトハ>
吉原に太陽が昇ってから数日。
この街は最初に比べて、すごく明るくなった。
上の世界を知っている人は、何人か出て行った。
私は、太陽が昇る数日前に入ったばかりだった。
両親に捨てられて、さ迷ってたところを拾われた。連れ去られた、とも言う。
上の事は知ってるけど、私は上には行きたくない。
出て行ったって、私には行くあてなんてないし。
日輪様や月詠様は、上の世界を知らない人たちのために、この常世の街に残った。
日輪様に話したら、残っていい、と言ってくださったから、私は今もこの吉原桃源郷で働いている。
そして今日、この吉原に太陽を昇らせてくださった " 吉原の救世主様 " がいらっしゃっている、らしい。
私はまだ下っ端だし、簡単に会えるわけがない。
一目見てみたい、という気持ちは…ある。
日輪様や月詠様、姐さん方を救って下さったのだ。お礼をしたいに決まっている。
ぼぅ、としていたところで、名前を呼ばれた。
「琴羽さん」
『は、はい。行きます』
実は、今日が初仕事。
足がガクガクしてきた。帰りたい。
そんな訳もいかず、私はお客様が待つ部屋へと向かったのだった。
そして、私が連れて来られた部屋にいたのは、銀髪に朱目の "吉原の救世主様" だった。
:
言葉などは全くテキトー。
わからん。
一度はやってみたかった夢主が遊女ー!
タイトルは 確かに恋だった 様から。
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