道化師さんと一緒
□始まりは突然に
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「マンホールに落ちないでよね?」
「ヘーキだよ?落っこちても這い上がるから」
「電柱にぶつからないでね?」
「ん〜石頭だからだいじょぶ」
カナの心配を他所にヘラりと笑う。
「変質者に注意しなさいよ?ケフカにそっくりな人がいても着いていっちゃダメだからね?お菓子あげるって言われても着いていっちゃダメだからね?」
帰り道、カナは心配そうに言うがサラにはどこ吹く風だ。
「ケフカさんだったら付いてくっ…………冗談だよ?」
「函ュ落にならんわボケェエェエ」
―――これが親友カナとの最後の会話になるとは思いませんでした。