無ノ答

□第拾壱章
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「零都、・・・零都」


真っ黒な部屋。
そこに、首に鎖を繋がれた少年はいた。


「ぅ・・・、あ・・・零都」


狂ったようにある人物の名を呼び続ける少年。
彼の目元は布で隠され、肌のいたるところに大きな傷や小さな傷が見られた。
彼の名前は、黒井悠弥。

さして珍しくもない、炎のアリスとその他2つのアリスを持っている少年。
彼の脳内にはある一つの映像が流された。

「、ああああああああああ!!!!!!」

それが、誰の仕業なんてもの彼にわかるはずもなかった。



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