06/26の日記

01:28
休止中第三回目小ネタ
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なんとなくやりたくなったので第三回目
以前日記にてupしたこねたの続きでも


銀魂/10年10月8日{きゃべつ}続へん/大食漢・土方弟主/沖田
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「沖田さーん」

「あぁん?アンタ・・・弟」

はたはたと遠くのほうに見える人影に向かって手を振る。
面倒そうに歪められた表情は本当にめんどくさそうっす。
てか同じ故郷なのになぜに弟呼ばわりされなうちゃいけないんですか。

「沖田さん、なんかくいもん・・・」

「そんなもん持ってねェ。せいぜい自分の兄貴にでもせがめばいいでさァ」

「声をかけようとしたら刀抜かれたっす。さすがに命の危険を感じたので沖田さんに標的を変えましたっす」

お兄さんがどれほどの剣の使い手だとか、実の弟にも容赦なく殺しにかかってくるとかもう嫌だというほどわかってきたつもりです。
あの目は本気っすよ、気をつけなくちゃ。

「っつうわけで沖田さん、飯」

「・・・この豚が」

豚小屋にでも入ってやがれってんだい。
そう言って俺に背を向けて歩き始めてしまった沖田さんを少し早歩きでついていく。
出ましたよドS魔王様。
残念ながら俺はMという属性は持ち合わせてないんで沖田さんの相手は無理っすねあーあ残念っす!

「つうか!こんなんでも運動してるんすよ!腹は縦には割れてないすけどね!!」

「へえへえ、せいぜいたくさん食って土方さんの足でも引っ張るくらいはできるようになってもらわなくちゃいけないっすからねえ。
たくさん土方さんに迷惑かけろよ」

ニヤリ、そう言って上がる口角に俺はつい足を止めた。
思った。なぜ俺は弟なんだ?

「沖田さーん、なんで弟呼びなんですかー?」

若干遠い場所まで歩いていってしまった沖田さんの背中に向かって叫ぶ。
それでも振り返ろうとしない沖田さんの姿に俺ははあ?と一人悪態をつく。

「お兄さんが呼べて俺が呼べないのはー、お兄さんが特別だらですかー?」

ピタリと足を止めた沖田さんに俺はニヤリと表情を崩した。
もしかしたら成功かもでっす。

「違うって言いたいんなら俺のこと名前で呼んでくださいっすー!」

少しの期待がそこにはあった。
だって誰も俺の名を呼ぼうとしない。
あの兄貴でさえ、だ。

「豚、少し黙ってくだせえ」

「ぶ・・・豚・・・。お、俺の名前は豚じゃないっすっ!!!」

豚。
俺のことをそうやって呼び、また沖田さんは歩き始めてしまった。
俺を一人その場に残して。

「・・・豚じゃねえっつうの」

誰だ誰だ。
まず始めに、俺の名前を呼ぶ人は。
俺は待つ。俺のことを名前で呼んでくれる人を。

「豚じゃねええっ!!」

落ちかかった夕日に向かって、一人そう叫んだ


-完

書いて、後悔・・・orz
さあ誰が名前を始めによんでくれるのか・・・!

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