Driving School!!

□入校手続き偏
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10問答えを書き終わると、次はビデオを見ながら自分の答えと照らし合わせていく。

ビデオの内容は運転の心得とか、交通マナーについてとか、初歩的な事柄が多くて、しかも長い。
30分位流れていたが、何度あくびを噛み殺したことか。。

イケメン先生とマンツーマンで、眠るわけにはいかないのだ。

なんとか無事にビデオ上映が終わると、斜め前に座る先生は「あぁ、眠かったー」と両手を上げて盛大な伸びをしていた。

なんだ、私だけじゃないんだ。
と思うと少し安心した。

「えーっと、結果はBタイプか…。注意深過ぎて事故を起こしちゃうってタイプなんだねー」

私の結果を覗きこんで、ウンウンと一人頷いている。

自分でもビックリだけど、結構この結果は当たっているかもしれないと思った。

「こういう子はね、合流とか斜線変更とかで逆にゆっくりで事故を起こしちゃうんだよねー。気をつけてね」

相変わらず笑顔で話す先生は、気をつけてと言われても全然説得力を感じられない。

「ちなみに俺は、Dタイプ。自信過剰でちょっとミスしちゃうってやつだったんだよ」

「そうなんですか」

「あ、免許証はでもゴールドだからね」

そう言って、先生は嬉しそうに親指をグッと立てた。
なんかこういうテンションの人、嫌いじゃないや。面白い先生だなぁ。

「あとはまぁ、もう一回受付の不二さんから話を聞いてもらって終了なんだけど。…せっかくだから、何か質問とかある?」

書類をひとまとめにしながら、流れの作業の一つみたいに自然に尋ねられた。

質問、っていうか疑問でもいいのかな。

私は今後の実技の配車予約について質問してみた。
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