Driving School!!
□入校手続き偏
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すると先生は、そういう場合はねと丁寧に説明してくれた。
「予約は携帯からでも取れるから、時間割の空いてる所に予約取ってもらえばいいんだ。教官指定したかったら、早めに予約した方がいいよ」
へぇ、指定とかもできるんだ。
「人気ある先生は早くに埋まっちゃうんだけどね。指定して予約取ってる子が多いのかなー。まぁ先生によって合う合わないがあると思うから、とりあえず色んな先生に乗ってもらってみたらいいと思うよ」
そっかぁ、と頷いていると先生の話は続く。
「俺は最近、講義担当になっちゃって実技の方はあんまりないんだけど。もし機会があったら予約してみて。結構オススメだよ、俺の授業」
「わかりました。その時はお願いします!」
「でもラッキーだよ、君。普通は視力検査って不二さん達が担当で俺はやらないんだから。適正試験の授業もパスできちゃうし、本当に運がいいよ」
先生が言うには、この時間、私が先生に検査を担当してもらえたことを言っているみたいだ。
こんなこと、厭味に聞こえないように言えるのがすごいと思う。
「受付2人は、ある意味ウチの最強タッグなんだよね」
「お二人とも美人ですよね…。やっぱり美男美女しかスタッフになれないいんですか?」
私の質問に一瞬先生の目がキョトンとした。が、すぐにお腹をかかえて笑い出した。
なんか変なこと言ったのか?
「あー、ごめんごめん。いやだって美女って言うから…」
お腹痛いと言いながら、少し落ち着いたが、まだ少し笑い声が混じりながら衝撃的な言葉を言った。
「だって、あの2人も男だよ?」
「えッ?そうなんですか??」
てっきり女の人かと…。
確かにタイはしてたし、スーツはスカートじゃなかったけど。
パンツルックなのかと思ってたのに。
でも男でも、相当美人だよ。