Driving School!!

□入校手続き偏
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受付に戻ると、今度は不二さん一人がいて私を待っていてくれた。

「お疲れ様でした。じゃあ、こちらが学費の支払いについての用紙ですからお持ち帰り下さい」

教本数冊と、生徒証らしきカードとプリント書類を渡された。

あとは授業の流れなどを説明を受ける。
その途中、つい視線は不二さんの顔にいってしまった。

男の人なんだ…、でも本当に綺麗。スーツにタイしてても分からなかったわ。。

そんな思考を気付かれたのか、説明していた不二さんの手が止まる。

「……私に何か?」

「あ、イエ!すみません!」

何でもないのに謝ったら余計に怪しいじゃない、私のバカ!

「…じゃあ説明はこの位で。そうだ、実技の予約取っていかれますか?最初なので優先しますよ」

誰か指定ありますか?と聞かれて私は少し考えて「南先生、お願いします」答えた。

「ちょっと待ってくださいね。今見てきますから」

そう言うと、不二さんは奥にあるパソコンを使って予約確認をしてくれた。

後ろ姿もやっぱり綺麗。

「あ、ちょうど明後日の16時からにキャンセル出たようで空いてました。どうですか?」

じゃあお願いします、と答えると、素早く手続きをしてくれて予約が完了した。

私の記念すべき第1回目の授業は、南先生になった。
うーん、楽しみ!

「じゃあ配車の方法は説明通りですから。何か質問ありますか?」

「大丈夫です」

もう千石先生に全て聞きましたから。

じゃあ、と言って立ち上がった不二さんは、先程と同じようにエスコートしてくれるみたいに扉に立って見送ってくれた。

なんか楽しみとドキドキと半分ずつくらいだけど、免許取得の為に頑張ります!!
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