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□自分は何番目?
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「謙也んこと、世界で一番好き」

クスリと微笑む



何度彼を抱いたことか
その度自分じゃない跡がついている

「お前って、何人に抱かれた?」

隣にいる彼が綺麗に笑いながら言う

「忘れちゃった」


やっぱり、な

彼にとっては何人もいる恋人に過ぎない

自分は

だから俺は彼に囁く睦言は

「俺はお前を世界で一番愛しとる」

「世界で一番やなんて、仰々しいなぁ」

けらけらと笑う

「俺は謙也んこと、好き」

そう言い服を脱ぐ彼の身体にはやっぱり紅い誰かの華が咲いていた

それでも裁ち切れないのは
愛故か恋故か

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