電脳獣

□ HEARTBLADE12
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煮るなり。
焼くなり。
切り刻むなり。
好きにして場所を吐かせれば良いんだから。
脅迫?
だからどうした。
そもそもが無法地帯なんだ。
何しても赦されるだろ。

「うん、いける気がしてきた」
「ストップ。止まりな、キズナ。原作十話目にしてラスボスとか駄目だから」
「いけるいける」

っていうかそういう制作秘話を話してはいけません。
そっちの方が問題だ。

「まぁ、冗談はここまでにして、だ」
「「絶対冗談じゃ無かったよ!?」」

いや、うん。
まぁ、半分は本気だったけど。
そこまで俺は外道じゃないし。

「外道じゃないけど…」

流石に今回のはない。
それに俺の元々の方針は“世界の平和の為に頑張ろうぜもとい俺のストレス発散の為に頑張ろうぜ”だし。

「ただまぁ、示しはきっちりとつけとかなきゃなあ?」

その瞬間、城が揺れた。

「えっ、あっ、何?」
「敵襲ってやつだよ」

クダモンの問いにそう答えて走り出す。
さっきの音は正面から聞こえてきた。
だからそっちに走って行けば多分…

「ビンゴ。ヨウコモン、クダモン、クロスローダーに入れ」

走る速度はそのままにクダモン達をクロスローダーに入れて。
そのまま城の塀に脚をかけそのまま飛び上がるーー!
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