電脳獣

□ HEARTBLADE12
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チーム・ハートブレードのオメガモン。
チーム・ブルーフレアのメタルグレイモン。

この最強の組み合わせに、敵うデジモンなんているはずが無いわけで。

「ギガデストロイヤー」
「ガルルキャノン!」

圧倒的かつ絶対的な、暴力という手段を持ってして。
バグラ軍を駆逐する。
多分コレは、俺が言う言葉じゃないんだろうけど…

「“ごしゅうしょうさま”ってやつか」

数が多かろうと、一匹一匹の強さには敵わない。
って、ん?

「キリハ」
「どうした」
「なんか…おかしくないか?」
「……………」

キリハもそこでようやく気づいたらしい。
そう。
あの耳障りな、アイスデビモンの声が聞こえない。
なんでーー

「まさか!?」

俺が声を上げるのと、城の方から爆音が聞こえて来たのは同時だった。
そしてその瞬間、青い風が吹いた。

「相変わらず行動が速ぇよな」
「ジェネラル」
「キズナ」
「分かってるさ」

そう、わかってる。
タイキの姿が見えないから、タイキはいち早く気づいて向かったんだろう。
タイキとキリハ。
この二人がいれば、あっちは大丈夫。
なら。

「オメガモン、もう少し付き合って貰うぜ?」
「「もちろん」」

俺はここの雑魚の殲滅でもしてようか。
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