電脳獣

□HEARTBLADE14
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傷の二つや三つくらい、どうという事はない。
そう思ってたけど…。
そうでもないらしい。

「…………」
「…………」
「いや、固まるなよ“守衛機能”」

“守衛機能”の二人にはフリーズされるわ。

「うっわあああ!き、キズナの顔がぁ!!」
「ちょっと落ち着こうか、クダモン」

クダモンには絶叫されるわ。

「お前にもちゃんと血が通ってたんだな」
「どういう意味だよ」

ヨウコモンにはなんか変な意味で感心されるわ。
まぁ、そんなこんなで。
落ち着くのに、1時間くらい要したわけだけどさ。

「お前等さぁ、俺をなんだと思ってるわけ?」
「「「「超人?」」」」
「よーし、お前等ちょっとそこに直れ」

その根性、俺が叩き直してやろうじゃないか。

【キズナさん】

頭に直接響く声。
これは…

「ホーリードラモン?」
【下へ降りてきて下さいますか?】
【その傷の手当もしてやろう】
「あ、マジで?ありがとう」

こんだけ騒がれちゃたまんないしな。
絆創膏でもあったら助かるけど。

「くだ…」
「クダモンなら失神してるよ」
「そこまで!?」
「さっさと行ってこい」
「さっさと行ってこい」
「…行ってきます」
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