電脳獣

□HEARTBLADE14
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あんだけホーリードラモンに恐怖を植え付けられた後すぐに一人で会いに行くのは少し。
というかかなり。
気が引けるけど。
クダモンは失神してんだから仕方ない。
“守衛機能”に言ったってフラれるのは目に見えてるし。

「はろー」

空元気。
気の抜けるような挨拶をしながら中に入れば漂ってるのは何とも言えない雰囲気で。
エンシェントマーメイモンにいたっては泣いてる始末。
って、はっ?

「…メタルガルルモン、怒んないから正直に吐け。何したんだ?」
「俺のせいかよ」
「お前しかないだろ」
「ひっでぇ!」

きゃいん、とメタルガルルモンから抗議の声が上がるけど…しるもんか。

「違いますわ、ジェネラル」
「そうですよ、メタルガルルモンは“まだ”何もしてません」
「…まだってなんだよ、ウォーグレイモン」
「寧ろコヤツは存在が公害だろう」
「エンシェントグレイモン〜?」

そうか。
なんか妙に納得した。
今まで一度に全員出した事は無かったー基本一人一人がデカイんだよーけど、コイツ等は意外と仲がいいんだな。

「キズナさん」
「あぁ、ホーリードラモン。どうした?」
「何をのんびりとやっているんですか?」

………えっ?
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