novel

□雪の空
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白く小さな雪が舞い
落ちてくる

航海士のナミが加わり
食料補給の為に
着いた街のはずれで
少し考える様に
一人雪を見つめていると
暖かい温もりが
ぎゅっと
背中を抱きしめる


「ルフィ?」
「ゾロ見っけ」

それはゾロを見つけ
とても嬉しそうに笑う
ルフィ

「ゾロ駄目だぞ?寒いのに」
「こんぐらい平気だ」

「傷治って無いんだから無茶するな」
「…分かったよ船長」

雪のせいで冷え切ってしまった身体にルフィの温もりが伝わる
ルフィはじっとしているゾロの綺麗な緑色に降り積った雪を手で払い落とし
にっと笑い
ゾロをまたぎゅっと抱きしめる

「ルフィ?」
「ん…もうちょいこのまま」
ルフィの行動に少し戸惑いつつもゾロはじっとしていた

(雪…止んだんだがな…)

しかしルフィはゾロを抱きしめたままでいた
そんな温もりに
ゾロは何故かもう少しだけルフィの温もりを感じていたいと思った

(なんなんだ…?)


まだその答えは分からないまま…
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