novel

□星
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はぁ…
と一つ溜息をついたのは
船長に抱き着かれて見張りをしているゾロである
何故このような自体になってるのかは自分にも分からない
昨夜街で食料補給も済ませ翌日街から出航した夜ルフィは見張りをしているゾロににじり寄りニシシと笑うとゾロの腰にぎゅっと腕を絡め寝はじめたのである

(何やってんだこいつは…)勿論ナミは自分が乗ってきた船にある船室で寝ている普通ならば女であるナミの元に行くなら分かるが
何故この船長は自分に抱き着き寝てるのだろうか?

すーすーと寝息をたてて寝ているルフィの鼻をピンッと指で弾くと
ん゛ーと憤る姿に少し笑いが出そうになったが
離れそうにも無いのでゾロはそのまま見張りを続け始めた
それから何時間たったか
静けさの中に聞こえるのは穏やかな波の音
少し体制を変えようとゾロが身体を動かすと
それまで寝ていたルフィが起きたのでゾロはすまなそうにルフィの方をむくと
「あ〜ルフィ起こしちまったか?」
「ん〜」
まだ寝ぼけているのだろうか瞼を擦りながらルフィは返事を返した
「ルフィ?」
瞼を擦り終えたのを見ていたらルフィは
じっと自分を見つめるルフィにどうしたのかと思い名前を呼んでみるが
ルフィは返事をしないままゾロを見つめている
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