お題。

□過ぎし日の後悔。
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 過ぎし日の後悔。



君と出会ったのは街でナンパされて困っていた時だった。

「すいません、急いでいるので。」

「いいじゃん、一緒に遊ぼうよー。」

腕を掴まれて、強引だなーどうしよう、と考えていた時、

「なぁ、そいつオレの連れなんだけど。」

突然の後ろからの声に私は振り向いた。

そこにいたのは金髪の
「・・・おーじさま・・・?」

初対面の人に何を言っているのかと言った後にハッとしていたら

ナンパ野郎どもは私の腕を離して文句を言いながら行ってしまった。

「あ、ありがとうございます。」

私は目を合わせずに言った。

王子様発言したら顔も合わせられないでしょ。

私は恥ずかしくてその場を直ぐに立ち去りたかった。

「えと、じゃぁ急いでるので、失礼します」

そう言って方向転換した瞬間に肩に手が置かれた。

「な、待てよ。」

「・・・なんですか?」

早く、一秒でも早く立ち去りたい。

「ちょっと話そうぜ。」

断りたかったが、「助けてやったよな?」というオーラに負けて私は彼と喫茶店に入った。




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