ゲームブック

□始まり


「三好玲緒です。よろしくお願いします」


俺は新しくこの学校に転校してきた。
夏休み開けの2学期にこうしてここえきたが…‥やはり不安である。

(すんげードキドキする。今まで転校した事ないからな…‥)

俺、大丈夫かな?
と思いながら先生に言われ、一番後ろの窓際の席に座った。







そして休み時間。

玲緒は自分の机から立てないでいた。

(誰も俺に話かけてこない!!)

(転校生の物珍しさに群がって来たりしないのか?この学校は!)

相手から話かけられて友達の輪が広がっていく…‥
そんなのをイメージしていたが。

(想定外だ!!)

周りのクラスメイトは何もなかったかのように休み時間を過ごしている。


(あれ、友達ってどうやっつつくるんだっけ?
やっぱり俺から話かけないとダメか?
いや、でも……‥うわーキツいー)


玲緒が脳内で頭を抱えている時に、誰かが玲緒を訪ねた。


??「あのー」


「?」



顔を上げるとそこには髪を後ろで束ねている男子生徒がいた。



??「あのー僕の事覚えてる?」


おどおどと聞いてきた。




・「あぁー覚えて…‥る?」
・「誰だあんた」
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