ネタ

□SS
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事故で離ればなれになってしまった俺のパートナー。俺の可愛い恋人はポケモンになり、記憶を失っていた。初めてそれを聞いたときは目の前が真っ暗になるかと思った。でも、しばらく共に探検をしていて、姿形が変わっても、記憶を失ってもあいつはあいつで。俺の知っている恋人だった。初めてこちらの世界で見つけたときも彼奴の瞳は澄んでいた。もう一匹の方は怯えながらもこちらを睨んでいた。その瞳を見てお前を思い出した。けれど、お前は人間のはずだったから、気のせいと悲しみに蓋をした。未来から還ってきて、歯車を集め時空の塔に納める。そうすれば星の停止は食い止められる。たとえ俺たちが消えてしまっても。記憶を失っても彼奴はその事実を受け入れてくれるだろうか?そんなことを言っている場合ではないのだけれど。ああ、早く止めなければ。後はお前達に任せる。ごめんな。最後に彼奴にささやいた愛の言葉。記憶が亡くても一度でいいからその体を抱きしめたかった。触れあいたかった。未来に還ってきてしばらくすると周りが、敵だったポケモン達が、味方が、俺自身もまばゆい光に包まれ始めた。うまくいったんだな。俺はもう消えると確信した。俺だけじゃない。きっと過去にいる彼奴も消えてしまうのだろう。消えることは怖くはない。ただ、彼奴は最後、何を思うのかが気になった


消えゆく中で、君を思う


最後に思ってくれるのは俺のことだといい










ジュプトル編。正直何が書きたかったのか自分でもわかんない…
とりあえず、最後までジュプトルは主人公の事を思い続けたんだと思います。


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