ネタ

□SS
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1 主・ルビー 従・クリスタル

「ルビー様、紅茶をお持ちいたしました。」

軽くノックし、彼女の主であるルビーの書斎に入る。
そこには大量に山積みされた書類と眼鏡をかけ、少し疲れた様子を見せる主の姿。

「ああ、いつもありがとう」
「いいえ、たいしたことではございません。…少し休憩されては」
「したいのは山々なんだけどねぇ…」

げんなりとした様子で机の上にある書類を見上げる。クリスタルはその様子に僅かに苦笑を見せる。

「ルビー様は休憩を取るべきです。ずっと仕事ばかりではお体にも障ります。センリ様も解ってくださいますよ。」
「あの頭の固い父さんがそんなの許すわけ…」
「大丈夫です。」
「………」

もの凄い笑顔で断言されて、思わず押し黙るルビー。昔からクリスタルには逆らえない。
しかしそれでも渋る様子を見せるルビーにクリスタルは笑顔で爆弾を落とした。

「実は先ほどサファイア様から言付けを預かっているのですが…」
「えっ…」
「本日、カイナシティで共に出掛けないか、と。三時に噴水の前で待っているそうです。」

ばっと時計を見る。今から出掛ければギリギリで間に合う時間だ。

「クリスタル…」
「なんでしょうか。」
「…少し、出掛けてくる。後は任せた。」
「はい。行ってらっしゃいませ。」

ルビーは急いで身支度を調えて向かった。その様子をしっかり見届けてから、さっそくクリスは現当主・センリの書斎に向かった。

ルビーが帰ってきて目撃したのは山積みだったはずの書類が綺麗さっぱり無くなったに自分の机と、とてもいい顔をしたクリスタルだったそうだ。


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昔あみだで主従をきめて書こうと思って2組で限界だった品
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