イナズマイレブン(L)
□お前にとって私はどんな存在だ? 風晴
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「なぁ。風介…俺たちはいったいなんなんだろうなぁ」
唐突に空を見つめながら横にいる風介に話し掛けてきた。
「…いきなりどうしたんだい晴矢?どこかで頭をぶつけたかい?あ、そしたら君のそのシンボルのチューリップは潰れるな…」
「お前なぁ〜はぁ…」
ため息をつきながら再び窓の外を見直す晴矢。
「にしてもいきなりどうしたんだい?きみらしくもない発言だな」
「いやさぁ〜こう空をずっとみていたらオレ達の存在ってちっぽけだなぁって思って」
ふいに机に置いていたお菓子を一つまみしながら机に顔を伏せてしまった。
「…なにをそんなことをいっているんだ?」
きょとんとした風介は紙に書いていたペンを止め晴矢をみた。
"んー"としか返事がない。暫くして沈黙が続き風介が口を開いた。
「…たしかに人間の存在は空に比べたらちっぽくなものかもしれない。だが、 空にも支えてくれる存在が必要だ。空ができるのは様々な出来事があっての結果だからな。」
「また難しいことを言う。俺は難しい話は嫌いなんだよ」
「存在が必要ってことだ。では、晴矢にとって私はどんな存在だ?」
"ぶっー!げほっげほっ"
「お、お前も唐突だな。」
いきなりの質問で吹き出してしまったジュースを汚いとばかりの目で晴矢を見ていた