進撃の巨人

□お風呂場には気をつけて
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お風呂場……それは神聖な場所。

「いやだっ!」
「兵長!ちょっと!」
「いやだ!エレン!俺に構わず先にいけ!」
「ちょっと!」

お風呂が嫌いなのはもともと知っていたが…
ここまで来るとこっちも引き下がるわけにもいかない…!!

「兵長!!なぜそんなお風呂が苦手なんですか!!」
「うるせぇ!」
「ちょ!逃げないでくださいよ!」

―遡ること1時間前―

コンコンッ

「兵長。エレンです。お風呂の準備が出来ました。」
「今日はいい」
「昨日もでしたけど、どうかしたんですか?」
「なんでもねぇよ。やることがある…下がれ」
「は、はい」

なにかあったのだろうか…
もしかしてケガ!?
いや、兵長にかぎってそんなことはない。
お風呂が嫌い?
まさか、あの、潔癖症のリヴァイ兵長が!?
そんなわけない

そんなことが頭の中を堂々巡りしていて
気づいたらお風呂場にいた。

「…はぁ」

兵長…

なんで…?

「エレン?」

「アルミン!?おまっ!なんでここいいんだ!?」

「兵長に頼まれた資料を届けにね」

「そうか…」

「どうしたの?なんか暗い顔しているね」

「アルミン…」

カクカクシカジカ^^

「ふむ…兵長のお風呂に入らない…ね」

「そうなんだよ。アルミンはどう思う?」

「やらないといけないことがあるとかじゃなくて?それか、もう、はいってるとか…?」

「そういうのじゃないんだよなぁ」

「お風呂嫌い?」

「お前もそう思うか?」

「そう思えざることもあるよね」

「オレ、もう一度行って来る」

「そしたら、この資料も届けてくれないかい?」

「わかった!ありがとう!アルミン!!」

「そうしたら、僕はもう、戻るねエレン」

「あぁ!!」
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