sogno
□Avviamo gioco!
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『・・・・・・は?』
「だってさ、ほら、ポッキーの日じゃん?」
『はぁ』
「だから」
『・・・・・・あ、そう』
私はそう適当に返事して
読んでいた小説に意識を戻した。
今良いとこなんだよね。
しかしベルがひょこっと顔を覗いてきた。
「しよ?」
『・・・・・・・・』
・・・なんだこいつ。
可愛いじゃないか!!
『んー・・・ちょっとだけね』
「ししっ♪」
『でもルールわかんない』
ぱたんと本を閉じて机の上に置いた。
「簡単だって」
どこからかポッキーの箱を取り出して
そこから1本ポッキーを出した。
「ん」
何をするのかと思えばポッキーを差し出してきた。
『?』
ゲームって言うから組み立てる感じかと思って
ポッキーを受け取ろうとしたら
違う、と言われた。
「あーん」
『・・・・・は?』
いや、ベルがそんないきなりあーんとか!
何があったの!?
ぽかんとする私の半開きの口に
ベルは無理矢理ポッキーを突っ込む。
『んむっ!?』
「目ぇ瞑りながら両側から食って、チューしたらダメってゆうゲーム♪」
驚く私に説明するベル。
なんか危ない気がしてきたんですけど!!?
「チューしたらダメだかんな」
念を押してからベルも反対側をくわえる。
「目瞑れって」
注意され、大人しく目をつぶった。
サボテンにされないとも限らないので;;
やばい、ドキドキしてきた!
それからゲームは始まった・・・
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