ブック8

□流星群
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ラクスさんは真っ直ぐ僕の瞳を見る。


「わたくしは“星”です。『星の出る夜』しか人の目に映らないのです。」


「…え…」


「キラ様がわたくしを探して下さったことは知ってます。その時、傍におりましたから。
“わたくしは大丈夫”と伝えたかったのですが、声も人には届かなくて…」



ラクスさんを探してた時に、不意に聞こえた声。あれはラクスさんが僕を呼んでたんだ…。



「キラ様が体調を崩されたのは、わたくしのせいですわ。…本当にごめんなさい…」



ラクスさんはまた頭を下げる。
僕はやっぱり慌てて首を振るが、彼女は顔を上げてはくれない。



「ラクスさん、本当に気にしないで。僕が勝手に風邪引いたんだから…ね?」


「…でも…」












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