ブック8

□流星群
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怪獣55号のバッチを隠していたことがカガリにバレた夜。
僕は初めて、一人で秘密基地に行った。


僕は一人で、そこで泣いていたんだ。





『どうしましたの?』


『え…?』



泣いてた僕に掛けられた愛らしい声。
振り返れば、そこには光輝く何かがあった。



『まあ…』


その“何か”は、泣いてる僕を見て、驚いたように目を見開いた。

その瞳は、
ビー玉みたいな瞳だった………―。













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