ブック8
□小さな愛を恋しい君に
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『キラ、大好きです。
わたくし達、ずーっと一緒ですからね!』
そう笑って、キスをしてくれた君。
僕達がきっと、一番幸せだった頃の優しい思い出。
なのに、僕は君を置いて消えてしまった。
最後に見たのは、
君のすごく悲しくて、痛々しい涙だった。
―嫌だっ いやだ!
あの子が泣いている!
こんな別れは嫌だっ!
その時、どこからともなく声がした。
((少しだけ、時間をあげようか?))
。
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