ブック8

□流星群
2ページ/30ページ


僕は、本当に普通の高校生なわけで
ちょっと頭が良くて、ちょっと運動神経があって…ちょっと、モテたりする。

でも、アスランは僕よりも全然飛び抜けて頭が良くて、飛び抜けて運動神経があって、飛び抜けて女の子達に人気がある。


だから、僕は本当に普通だ。






朝目が覚めて、時計を見れば遅刻寸前。
姉であるはずのカガリは「お前の事なんか知らん」って僕を置いて登校しやがる。

急いで身支度を整えると同時にアスランから電話が来て、僕は家を飛び出て、それはそれはとんでもないスピードで学校に乗り込む。


淡々と行われる授業を受けて、帰宅する。


そして、寝てまた起きる。





それが僕の日常。

それは、昨日の繰り返し。
そして、今日は明日の繰り返し。









次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ