ブック8

□流星群
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午前1時15分。






「いや、お前も本当にご苦労様だな。」




マフラーをグルグル巻きにしてるのに、ものすっごく寒そうにしているアスランに肩を叩かれる。




「あ、何。アスランも僕と同じくち?」




「……」




黙り込むのは、
つまりは肯定の意。





僕達は乾いた笑顔で互いを見つめてから前方100mをルンルン歩くカガリに目を向けた。





…嗚呼、姉さん。
あなたはどうしてそんなに眩しいの。




「てかさ、カガリはどこに行くつもりなの?」



星ならば、近所の公園もしくは自宅の屋上からでも見ることは可能なはずなのに。




カガリは屋上にも公園にも足を伸ばそうとしない。





「…裏山まで行くんだと」



アスランは、すっかりカガリのペースに慣れたのか、あっさりと告げた。










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