ブック8
□春空下の約束
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『転校直後、クラス全員の目の前で再会の抱擁を交した恋人』
キラとラクスが通う高校で、二人は周囲からそうもてはやされた。
トールやフレイ、ミリアリアやディアッカ等のキラ達に近しい友人達は「その通りだ」と揃って頷くが、
当の本人達は、周囲の認識とは程遠い
「友達関係」をずっと守っている。
もちろん、キラもラクスもお互いに好意を持ってるし、持たれている、と分かっている。
他の誰よりも必要な存在で、特別な人だということも、身を持って感じているし。
ただ、二人の感情は三年前に別れた時のままの状態だった。