ブック8
□秋空下の約束
1ページ/5ページ
一段、また一段を
ゆっくりとゆっくりと登って行く。
息が上がらないように、
左胸に収まっている心臓に負担をかけないように。
何度もあそこへ、あの景色が恋しくて
わたくしは階段を登る。
だって、あの頃に
わたくしを支えてくれていたのは
あの秋の空だったから。
【秋空下の約束】
→
→
次へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ