ブック10
□03
4ページ/16ページ
暗い室内
未知なる機械
僕の心臓は
これまでにないくらいに速く、鼓動を打って…。
「貴方の眼は…ベーチェット病にかかっています。」
目の前の医師は
整った顔を崩す事なく僕にそう告げた。
「ベー…チェット…?」
「…重い眼の病気で、病状が進むと失明します。」
「…えっ…失明?」
「はい。ヤマトさんの場合だと…3ヶ月のうちには失明する可能性が強いです。」
医師の言葉は
僕の頭を強く殴りつけ、僕はそのまま気を失いそうになった。
→
→
次へ
←
前へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ