ブック10

□10
1ページ/16ページ






「失明」することは、
それは僕にとって何よりも残酷で惨いことだ。



夢を、将来を、光を失って暗闇に堕ちた僕は
耳を閉じ、すべてから遠ざかった。






けれど、こんな僕が
今、必死に求めている存在がいる。










たくさんの言葉をくれた。
僕のために笑って、泣いてくれた。







その人を、僕は何度も傷つけ、突っぱねてしまったけれど、

もしまだ間に合うなら…僕は。









次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ