ブック10
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「失明」することは、
それは僕にとって何よりも残酷で惨いことだ。
夢を、将来を、光を失って暗闇に堕ちた僕は
耳を閉じ、すべてから遠ざかった。
けれど、こんな僕が
今、必死に求めている存在がいる。
たくさんの言葉をくれた。
僕のために笑って、泣いてくれた。
その人を、僕は何度も傷つけ、突っぱねてしまったけれど、
もしまだ間に合うなら…僕は。
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