ブック10

□プレイボール
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あの出逢いから二度目の夏。



『運命高校、三度目の甲子園出場決定!』



僕が甲子園に行ける最後の年
選抜を勝ち抜けて、甲子園への切符を手に入れた。




僕達の野球部は、毎年世話になっている宿舎へとやって来た。



「1年ぶりだぁー!」


玄関に荷物を置いて、二年生のシンが叫ぶ。
アスランが「うるさい」と小突く。


そこへ、宿舎の主人が毎年変わらない笑顔で出迎えに来てくれた。



「ようこそ、甲子園へ!
ようこそ、永遠の虎へ!」



「「「今年もお世話になりまーす!!」」」








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