ブック10
□プレイボール
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「うわ〜、またですか」
アスランが持って来た手紙を見て、シンがうんざりしたように声を上げる。
「主将、本っ当にモテますね」
「はは、嬉しいようなそうでもないような…」
キラは苦笑して、
手紙を受け取って中を読む。
(手紙、ありがとう)
心の中でキラは礼を述べ、手紙を鞄へしまう。
「そろそろ行こっか」
よいしょ、と立ち上がりバックを肩に背負う。
アスランとシンもバックを背負って、部屋を出て行く。
あと数時間後に、試合があるのだ。
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