ブック10
□プレイボール
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キラ達が玄関につくと、チームメイト達がバスへ乗り込み始めていた。
「お、やっと来たか」
バルトフェルドが三人に気付き、微笑む。
「頑張れよ」
「はい、ありがとうございます」
アスランが軽く頭を下げ、バスに乗る。
シンも笑顔で頷いて、アスランに続いた。
「ラクス、ラクス」
パタパタとスリッパを鳴らして、キラはバルトフェルドの傍らにいるラクスへ駆け寄る。
「恒例のあれ、お願い」
「はいっ」
ラクスが嬉しそうに笑い、キラはラクスに背を向ける。
ラクスはキラの肩へ両手を伸ばし、
ポンポンと肩を叩く。
「大丈夫ですわ!頑張って来てください、キラ!」
「…うん、よしっ」
嬉しそうに、キラは頷いてラクスに手を振る。
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