武将の日常

□本当は優しい
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お茶を煎れてくれた事はそりゃもう心から感謝しているけれどもね


下の口だとか、入れるとか入れないだとか


変態発言を口走る兼続にそれ以上有無を言わせず桃を詰め込んだ


8個くらい入れたところで兼続が苦しみ出したのでその場から逃げてしまった


ごめんよ兼続


あんたのことは忘れないッ






『濃姫様ー』


―♪〜♪〜



何で今まで気が付かなかったんだろ


最初から濃姫様にお薬もらえば良かったなんて思っていたらね部屋から聞こえたの。なんともリズミカルな音楽に思わず入室を躊躇した。


ちらりと部屋を覗けばそこにはベッドの上で歌いながら踊り狂う信長様とそれを見ながら手拍子する
濃姫様…


何なのこの地獄絵図(汗)



信長「僕ら戦国のリーダーは〜♪」


濃姫「NO・BU・NA・GA 信長 織田信長♪」



『(ディズニーランド!?あの方が信長様で…大丈夫なのか…この組織)』

見なかったことにしよう…

私はなるべく
物音をたてずにそこを去る


きっとあれだよ、あの二人私以上に日頃のストレス溜っているんでしょうよ


可哀想に…(泣)






伏犠「輝夜、捜したわい」


左近「いったいどこを彷徨いていたのですか?」


『伏犠さんに左近…あ、そうだ伏犠さん薬草とか持ってませんか?』


伏犠「持っとるぞ…はい」



私は伏犠さんから薬草を貰うことができた…。


あぁ、命拾いしましたよ


お陰であと一ヶ月は無事に過ごせるのです



死んだ魚の様な目をして過ごした半日が嘘みたいに薬草が効いてきたらしい


ふぁー安心したら
眠くなってきたー………



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