呉に帰らなくちゃ!
□そんなキミが愛しい
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甘寧「はぁ…」
凌統「人の部屋に来て溜め息つくなっつーの!!!」
甘寧「いや…実は先月のバレンタインで小桜にチョコ貰ったけどよ」
凌統「お前さ性格悪いわりにはモテるよな?」
甘寧「お前だってタレ目なわりにはモテんじゃねーか、今回は何個貰ったんだよ…」
凌統「俺、その日ずっと孫堅様と一緒だったから貰えなかったんだよな…そう言うアンタはいくつ貰ったのさ」
甘寧「小桜しか貰ってねーよ」
凌統「あれ?アンタ廊下で女官や女中から口説かれてなかったか?」
甘寧「全部断ったんだよなー」
凌統「何で断ったんだよ、せっかく作ってくれたんだぞ!相変わらず最低だなオイ」
甘寧「いや…だって小桜がチョコくれるっていったし、何か他の女からチョコ貰ってたらアイツ落ち込みそうだったから…」
凌統「今まで付き合ってきた子の時は平気で他の女の子からも貰ってたじゃねーかよ!!」
甘寧「今まで付き合ってきた女は遊びで付き合ってたから別にどうでも良かったからよ…」
凌統「アンタ本当に最低だよ」
甘寧「でも小桜は違う…俺がアイツに惚れちまったみてぇのよ…だから俺悩んでんだよな〜ホワイトデーにお返しは何をあげればアイツは喜ぶのか…」
トントン
ガチャ
『凌統ー』
凌統「小桜ちゃん!あ、甘寧なら居るよ」
甘寧「どうした小桜?」
『いや甘寧に用はないけど…ま、いいや!あのさ凌統ーアレ貸して』
凌統「あ〜、アレね。部屋の中に入っておいで」
『じゃまするぜ!』
甘寧「アレってなんだよ小桜」
『アレですよ…アレ』
凌統「ヌンチャクの事さ…はい!気を付けて遊ぶんだよ」
甘寧「お前…ヌンチャクで何して遊ぶんだ…;;」
『……ニヤリ』
甘寧「Σちょっとお嬢ちゃん!!?」
『カンフーごっこですよ…』
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