short
□カウントダウン
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「まったく。世話の焼ける2人だなぁ。」
トイレに着いてしまった。
どんな顔すればいいんだろう。
そっとトイレに忍び込んだ。
「…あ、あぁ!!チャ、チャンミン!!こんなとこで何しているんだい!?」
我ながら酷いな…。
「……ヒョンですか。別になんでもないですよ。」
「…なんでもないのに泣いてるの?」
「あ、いや…これは……。」
「………」
「………」
「………」
「………」
まずい…沈黙……。
「あ、のさ。チャンミン?」
「なんですか?」
「……俺のことどう思う?」
「………」
「…じゃあ、俺のこと好き?3つ数えるからその間に決めて。」
「1、」
「2―」
「!!」
3つ数える前に抱きしめられた。多分チャンミンに。
「好きです。大好きです。ずっと前から大好きです。」
「あ、まじ?///」
「まじです。」
「じゃあ、あの時なんで…」
「怖かったんです。まさかヒョンが男の僕を好きになるはずないって。からかわれてるって思ってて……ってヒョン!?なんで泣いてるんですかぁ!」
わからない。涙が溢れて…。
「だってぇ…!チャっチャンミンがぁ!!俺を好き、だ、なんてぇ…!!うわぁぁああ!!!」
「ヒョン〜…!泣き止んでください〜!」
「トイレなんて雰囲気でないよな?」
「俺だったら嫌だな」
「え?何の話してるんですか?それよりこのから揚げ美味しいですよ」
fin.