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□ハンカチ@
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翌日。
「よう!チャンミン!昨日はありがとうな〜なんか俺スッキリした!」
「僕は無駄に時間を使ってしまいました。」
フラれてよかった、
と思った僕は相当性格悪いんでしょうか。
でも、どうせずーっと泣いてたんでしょ
目が腫れてるし。
「ごめんってぇ!あ、これ。ハンカチ。」
ユチョン先輩の手には昨日貸したウサギ柄のハンカチがあった。
シワもない。
アイロンまでかけてくれたんでしょうか。
「あー…いりませんよ。あげますよ、そんなウサギ柄。」
「え〜ウサギ柄かわいいじゃ〜ん…あ、じゃあ俺がハンカチ買ってやろうか?凄いカッコイイやつ!」
「……いいですよ、そんな。」
「じゃあチャンミン、手を制服で拭くのかよ〜」
「そ、それは…」
「お〜い!!ユチョーン!!」
遠くからジェジュン先輩が手を振っていた。
「あ!!…じゃあ決まり!!明日土曜だし、明日行こう!10時にチャンミンの家行くからぁ〜!じゃあね〜」
「え、あ、ちょ…っと。」
本当自分勝手な人。