悪魔×そぷらにーの
□*あなたはだあれ?
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カーン カーン カーン カーン...
規則正しい音が鳴り響く
『……んー』
あれ、ここどこ?
クラクラする頭で考える
「あれぇ〜、サラ起きたあ〜?」
いつの間にか寝ていたんだっけ…
一生懸命記憶をたどる
『あ、そっか』
ようやく思い出しその場から立ち上がる
ロードとAKUMAが何やら囲んでいるとこへ向かう
『あれ…?』
なぜかカボチャの被り物が無くなっていた
『どこいったんだー』
あたりをキョロキョロ見回す
『あ。』
部屋の隅に置いてあったのだ
『けっこう気に入ってんだよねー♪』
カーン..
『ん?』
すぐ横で音が鳴る
AKUMAに左腕を壁に打ち付けられてる少年が目に入った
目が覚めたように女の人を見る少年
「ア…レン…君」
女の人はまだ泣いていた
「ミランダ…」
少年は口を開く
『あれが…アレン・ウォーカー…』
カボチャを抱えてその場に立ち尽くす
「痛っ」
アレンは顔を歪めた
左腕を打ち付けられ痛がっている
それにロードが気がついて
「起きたぁ〜?」
ガムを膨らませのんきに聞く
ロードの前のイスに虚ろな目で座るキレイな子がいた
それを見てアレンは飛び起きる
「リナリー!!」
ズキンッ!!!
『ぅあっ…!!!』
アレンが叫んだと同時に頭に激痛が走る
頭を抑えて座り込む
『痛いっ─』
─「リーベ!!」
『リーベ…?』
あ…たし?
誰かがあたしを呼ぶ
だあれ…?
ア、レン…
─14番目
『っ…』
しばらくして頭痛が去り、ロードの元にもどる
「人間…?!」
アレンがロードを見て言う
ロードはいつの間にかノアの姿になっていた
「っ?!もう1人…」
後ろからあたしが出てきたのを見て言うアレン
「あ、サラ〜vV」
ロードがあたしに抱きつき頬ずりをする
『………。』じっ
あたしは黙ってアレンを見つめる
「シーーーー!!!ろーとタマ、シーー!!!知らない人にウチのことしゃべっちゃダメレロ!!!」
すかさずレロが飛び込んできた
ガミガミと説教をくらわす
「えーなんでえ?」
ロードがノアのこと喋ったのか…
ロードは反省してる様子も無く説教をするレロ
「ダメレロ!大体今回こいつらとろーとタマ、サラタマの接触は伯爵タマのシナリオには無いんレロロ?!」
あたしはそんなレロを無視してアレンに踏みよる
「サラタマ聞いてるレロ?!」
レロが何か言ってるが耳を傾けずにアレンの前に立つ
「?!」
アレンはあたしを見上げた
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