悪魔×そぷらにーの

□*侵入せよ!
4ページ/4ページ




「てめーら、ノアか…」

『な…』


あたしを含めた3人は驚いた

だって…だって!!!


『クロ、ス…?』

あの赤毛のクロスが生きていたから!

ジャスデビの赤ボムをまともにくらったんだよ?!


あたしは目を見開く


「俺は簡単には殺されないぜ?少なくともそこの餓鬼にはな。」


あたしの心を見透かしたようにクロスは言った

そしてジャスデビたちを見て挑発的に言う


「ヒッ!クロスうざ!」

「っんだと!!」


2人とも挑発にしっかり乗ってる…


『……………』

本当に子供〜


あたしは呆れ気味


そんなあたしに

「サラもノアなのか?」

あたしに問いかけるクロス


あたしはデビットの服の裾を握りしめた

「……。おいクロス、気安くサラに話しかけんじゃねー」


不機嫌そうにデビットが言う

あたしはただクロスをじっ…と見た


「答えない、ってことは図星か?」


楽しそうに笑ってあたしを見つめるクロス

あたしは苛立ちを覚える


同時にふと、疑問…

初めて見たエクソシストの元帥


この前見たアレンとはだいぶ違う雰囲気


『…………。』

なんというか遊び人、みたいな…


真っ赤な髪の毛があたしの瞳に映る



そしてクロスはまた口を開いた

「そうか、そうか…せっく可愛いのに敵、ってわけだ…。神様って奴は罪だよなぁ」


残念そうに言った


そしてあたしは見逃さなかった


クロスが右手に握った対AKUMA武器であろう銃

ジャスデビとは形がちがう


『っ……』


ギリっと唇を噛みしめて身構える


「でも…サラだけなら助けてやっても……いいぜ!!!」


ドン!!!

最後の言葉と同時に撃たれた弾


「なっ?!」

「ヒッ!」


あたしはジャスデビの前に出て

『エクソシストなんかに…家族を殺させない!』


その言葉とあたしは頭の中で自身の望みを浮かべる


゙銃の弾よ…消えて!!゙


ぎゅっと目を瞑った


「サラ!!!」


デビットが後ろで叫んでいる

弾がスローモーションみたいにあたしに近づく


あたし、死んじゃうの?


それでもあたしは家族を守りたいっ


両手を広げてジャスデビたちを庇う




お願いっ…



.

サラのノアの能力…
はたして…

前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ