短編 裏

□野菜!!!
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『よし!!今日は名無しが夜ご飯作ってあげるね!』

名無しは気合い十分にキッチンの前に立ち、エプロンをして料理を始めようとする


「おーい名無し、包丁で指切るんじゃねーぞ」

そんな名無しをダルそうにデビットがイスに座り机に肘を付いて見守る

『あ痛っ』

グサっ


デビットの言葉と同時に名無しは包丁で指先を切る

『痛てて…』

「言ったそばからなー…」

デビットは半ば呆れながら名無しに近づいた

包丁で切った指をそっと自分の口に寄せて


「料理なんかしなくていいから」

そう言ってペロリと名無しの指先を舐めた


『でも名無しはー…』

名無しの言葉を無視して指先を猫のよいに舐めるデビット

そんなデビットを見て、名無しも段々赤面する


『あっ、あのさ、ありがとう!!!もう大丈夫だから!!!』


慌てながらデビットから離れる名無し

デビットは数秒名無しを見つめて



「オレさ、食いもんいらねーから……」

デビットの手が名無しの首に回されて














「名無しが食いてぇ…」

デビットは名無しの首筋をペロリと舐める


『っ???!!!!』


名無しは身体を固まらせてただただデビットにされるがまま

そのうちデビットの舌が名無しの耳元を舐めまわす


『ふ、ぅ…っん…っん』

肩に力が入って必死に耐える名無し

キッチンの台に捕まって体制を保つ


ペロペロと名無しの耳を舐め、時々甘噛みをするデビット

『あのっ、ん…デビ…辞め、て…っ、ふ…んん』

「………。」


デビットは舌を止めてまた名無しの顔を数秒見つめて…



チュ...


名無しの無防備な口にキスをした


「名無しが食いてぇ…今すぐ食べていい?オレ限界なんだけど…」


拗ねたように言うデビット

名無しは少し困ったように

『でも夜ご飯が…』


真っ直ぐデビットの瞳を見つめて言った


デビットもまた名無しを真っ直ぐと見ている


「千年公とロードは三ツ星行ったから、夜飯いらねーと思う」


ギュッと名無しに抱きつくデビット

少し甘えたような声で


「名無しの食べられてる姿見てぇから。」


耳元で囁いた

名無しはデビットの腕の中で急激に恥ずかしくなる


『で、でもっ、ジャスデロは??!ジャスデロ、デビット居ないと何も出来ないじゃん?!』

「ジャスデロは部屋で寝てる」


だから、な…?、と机と自分に名無しを挟めて行き場を無くす

デビットが名無しのエプロンの紐を外す



『デビット??!ま、まさかっ、ここでヤんの?ちょ、ヤバくない?』

名無しはぐいぐいとデビットを押すが、デビットはビクともせずに名無しに迫る



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