悪魔×そぷらにーの
□*出会ったのは…
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暗くてよく見えない廊下、あたしの好奇心をくすぐるには十分だ。
ポケモンマスターにもなれる!
キョロキョロしながら進んでく。
『なんだか気味悪いけど、おもしろそうvV』
「おい!そこのお前!」
不意に声を掛けられた。
振り向いたそこにいたのは…
「何やってんだっ!?」
「人間の子かな?ヒヒッ!」
あたしより年上だろうと思う2人の男の子。
でも、人間なのだろうか…
『あの、病気かな?顔色悪いよ?』
サラは不気味なものを見るようにその男の子を見た。
「は?!これはメイクだッ!!」
「ジャスデビメイクだよ!ヒヒッ!」
ぐわッ!と顔が近づく。
『あ…あははは!!!あはは、ごめんごめん♪!』
初対面だというのに思わず笑ってしまった。
「ヒッ!この子笑ってるよ!」
綺麗な金髪の長い髪の子が言った。
口が縫ってあって最初は驚いたが、案外面白い子かも♪
「笑うなっつの!てめえ、名前は?」
怒りっぽいのか、持っていた銃を振り回しながら言った。
この子もまたファンキーな感じの子で濃いメイクがしてあり、整った顔立ちで一瞬見惚れてしまった。
『あたしは如月サラ。あなたたちは?』
「ジャスデロ!ヒヒッ、こっちはデビット!2人合わせてジャスデビだよ!ヒヒッ!」
「オレらは双子だ!」
双子…似てない。
『おすぎとぴー子…』
「「いや、全然ちがうだろ!!」」
あ、双子なんだ。
息ピッタリ!
見た目からさて日本人じゃないようだ…
服装も外国のもの。
って言っても外国に行ったことがないから分からないのだが。
「ヒヒッ!それにしても、ここに人間が居るってなんでだろ!」
ヒヒッ!と首を傾げる。
「確かに‥なんで居るんだ…?」
そーいえば、自分がどーしてここに居るのか分からない
でも…
『べっ、別に下着ドロボーとかじゃないからっっ』
慌てて手を振り否定する。
「は…?」
「ヒヒッ!」
ポカンとサラを見る2人。
少し間が空いて
「「ギャハハハハ!!!」」
2人して腹を抱えて大笑いした。
『へっ?』
その光景をただ見つめるサラ。
「普通逆だから!ヒヒッ」
吹き出しながらいうジャスデロ。
「ギャッハ!サラって面白いな!」
腹を抱えて笑うデビット。
さりげに名前を呼ばれてドキッとした。
「そーだ千年公んとこ連れて行こうゼ!」
デビットは笑って言った。
「ヒヒッ!大丈夫かな?!」
ジャスデロは持ってる銃をデビットに向けて言う(危ないな、おい!)
『千年公…?』
サラは頭に"?"を浮かべる
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